落花生落花生
花がしぼむと、つけ根にある子房柄(しぼうへい)と呼ばれる部分が地中にもぐり、やがて実になる。 収穫した実は、天日に干して数日乾燥させた後にサヤを切り離し、中の実を取り出してフライパンで空炒りする。 香ばしい色になったらバターを加えてつやを出し、塩を振って食べる。 日もちがしないので、新鮮なうちに食べること。 天日乾燥させずに、すぐにさやを切り離して水洗いし、サヤつきのまま塩ゆでにして茹でラッカセイ。 栽培適温は25~28℃。 開花時の中耕と丁寧な土寄せが、ラッカセイ作りのポイント。 中耕と土寄せが遅れると、2~3割は収量が落ちる。 肥料は通常量の1/2~1/3程度に減らす。 株間30cmで2本ずつ植え付ける。 花が咲き始めたら、畝の両側を肥料と土を混ぜ合わせながら中耕し、株元にしっかりと土寄せする。 子房柄はポリフィルムマルチを突き破るほどの力があるが、中耕した方が収穫量が増える。 子房柄が土中にもぐり込み始めたら、土は耕さず、株元に優しく土を寄せ上げるのがポイント。 さやに日が当たって緑色になると、実が固くなる。 葉が黄色くなってきたら試し掘りをして収穫。 収穫にはまだ早いさやは、網目がなくスベスベしている。 収穫適期のさやは、網目がはっきりとして、ひと粒ずつ豆のふくらみが目立つ。 8割ぐらいの実が充実していたら、株を引き抜いてひっくり返し、天日で2~3日乾燥させる。 実を大きくし過ぎると、引き抜くときに子房柄が切れてしまい、実が土中に残り、収穫しにくくなる。 |